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血液や血管の老化は、シミを増やす原因になる!

血管の老化がシミを増やす!血流が肌の色や見た目の印象に影響を与えているというのは何となくイメージできると思います。貧血の人は青白い顔をしていますし、寝不足の朝の顔色は暗くどんよりしていますよね。


逆に血色がいい肌は、明るく輝いた印象を与えます。


これは簡単にいうと、血行不良で血液やリンパの流れが悪くなると、老廃物がたまったり、酸素が行き渡らなくなるため、黒っぽい静脈が目立ってしまい、肌の赤みが低下してしまうから。


血行がいいほど肌の透明感は増し、血行が悪くなると肌はくすみ、濁ってしまいます。


このような顔色と血流の関係は、わざわざ説明されなくても自分の経験から感覚的にわかっている人がほとんどだと思いますが、最近は血流と顔色の関係以上に、血液や血管の状態がシミやくすみ、肌の透明感など肌老化や見た目年齢に直結していることがわかってきました。


血液や血管の状態がいい=シミが少ない&肌が明るいという事実

血管年齢が若いほどシミ・くすみが少ない血液や血管というと、どうしても動脈硬化など生活習慣病に関係することを連想してしまうと思うんですが、血液や血管の状態(血管年齢)がそのまま肌年齢や見た目年齢になっているということがさまざま研究・調査から判明しています。


例えば、『動脈硬化の程度が進むほどシミの面積が大きくなる』といった愛媛大学医学部の伊賀瀬道也准教授らの研究・報告があります。


動脈硬化の初期段階では血管内皮に傷がつき血管を収縮させるホルモン「エンドセリン1」が作られるようになるんですが、「エンドセリン1」は皮膚ではメラノサイトを刺激してシミをつくる情報伝達物質でもあるんですね。


つまり、血管が硬くなり動脈硬化が進むほど「メラニンを作れ!」と命令するエンドセリンが増えるので、シミが増えてしまうし、今あるシミは濃く大きくなってしまう傾向にあるということなんです。


※ 同じ年齢でも血管年齢が若い人ほどシミが少ないことも同じ調査からわかっています。


他にも大手化粧品メーカーでの研究から「血液や血管の状態がいい=美肌、見た目が若い」ということがわかっています。代表的な研究・調査は以下の通り。


資生堂

実年齢より若く見えるグループと老けて見えるグループに分けて比較したところ、老けて見えるグループは赤血球の状態が悪く、それが原因で肌の明度や透明感が低く、老けてみえてしまうことが判明。

ポーラ

動脈硬化の原因になる悪玉コレステロールの血中濃度が高い人は、実年齢よりも3歳以上老けてみられることが判明。逆にその濃度が低く血液の状態がいい人は実年齢よりも若く見える結果に。

花王

血流量が多い若い年代ほど顔のトーンが明るく、加齢とともに血流量が減ると肌の明るさが減り、暗くなっていくことが判明。血流量は加齢とともに減るが、逆にメラニン濃度は高くなっていくことも明らかに。


シミ・くすみの原因というとこれまで紫外線や炎症、ホルモンバランス、ストレスなどが考えられてきたわけですが、ここに新たに血液の質であったり、血管年齢も影響を及ぼすことがわかってきたというのが最新の美肌の知見になります。


血液と血管の仕組み~毛細血管の健康が一番大事!

肌の状態とも密接な関係があり、シミやくすみの大きな影響を与えていることがわかってきた「血液」と「血管」の状態。ここでは「血液」と「血管」について簡単にですが、解説しておきます。


血液には主に「輸送」「防御」「修復」という働きがあり、輸送は赤血球、防御は白血球、修復は血小板と役割分担しています。肌にとって最も関わりが強いのは「輸送」であり、細胞の増殖・分化に必要な栄養や酸素を運んできてくれます。


この血液を運ぶ道路となるのが血管です。


血管は酸素や栄養素を運ぶ「動脈」と二酸化炭素や老廃物を回収する「静脈」、そして「毛細血管」に分かれます。毛細血管は、血管の99%を占め、身体中にくまなく網目のように張り巡らされています。


この毛細血管が末端の肌細胞にまで栄養や酸素を届け、二酸化炭素や老廃物を回収して、細胞の新陳代謝を助けているわけなので、毛細血管をいかに良好な状態に保つかが肌老化や肌トラブルを防ぐうえでは一番のカギになるわけです。


真皮が毛細血管とやりとりの図

※画像:花王株式会社


この毛細血管は非常に細く、末端部分になると約8μm(1μm=0.001mm)で髪の毛の1/10程度の太さしかありません。そして血流が悪くなるなど、末端部分へ血液が行き届かなくなると「必要なし」と判断されて、毛細血管が減少・消失してしまうんですね。


そのため偏った食事やストレス、運動不足など生活習慣の乱れで血行が悪くなってしまうと、末端の毛細血管が減少・消失してしまうので、肌の材料になる栄養や細胞分裂に必要な酸素が行き届かなくなってしまうため、肌荒れなどの肌トラブルはもちろん、シミ・くすみといった肌老化が進んでしまう原因になってしまうわけです。


 肌の明度や透明度の低下といった顔色の悪さ
 ターンオーバーの乱れによるシミやくすみ
 実年齢よりも確実に老けてみられる見た目
 美白ケアをはじめとするスキンケアの手応えの悪さ


思い当たる内容があるのなら、血管力の低下を疑ってみたほうがいいかもしれません。


血液&血管を老化させる6つ原因【女性の場合】

血液&血管の老化がすすむと、肌に必要な栄養や酸素が行き届かなくなるため、まず栄養と酸素を受け取る真皮が弱ります。真皮が弱ると、コラーゲンが減り、シワやたるみの原因になるほか、表皮にも影響が出始め肌の新陳代謝サイクルが乱れる原因に。


※ 真皮が弱ると、表皮の代謝サイクルも乱れてしまいます。逆に真皮のコラーゲン量を維持できると表皮の新陳代謝が整うという関係でもあります。


表皮のターンオーバーが阻害されれば、セラミドやNMFの産生量が落ち、バリア機能が低下して、乾燥するようになりますし、メラニンの排出が滞るようになるので、シミやくすみが目立つことにもつながります。


血液&血管を老化させる原因の多くは生活習慣に起因するものが多く、予防や対策が可能なものも多いんですが、なかには「女性ホルモンのエストロゲンの減少」など、加齢による避けられないものも含まれているので注意が必要です。


【1】 偏った食生活【糖質・塩分・脂肪とりすぎ】

糖質や油分の過剰摂取は血中に中性脂肪を増やし動脈硬化を促進します。また、過剰な糖質は血管のコラーゲンを糖化させて弾力性が失われる原因にも。塩分の摂りすぎは高血圧のリスクが高まるだけでなく、血管に大きな負担がかかり老化を促進してしまいます。

【2】 活性酸素【紫外線、ストレス、喫煙】

活性酸素が発生すると、白血球が肥大化して血液の流れが悪化。ストレスや喫煙は活性酸素を発生させてしまうだけでなく、交感神経を高ぶらせて血圧を上昇させますし、タバコに含まれる有害物質は血管を傷つけてしまいます。

【3】 運動不足【筋力の低下】

運動不足は、高血糖やコレステロール、高血圧の引き金になり、間接的に血管の老化を促進します。また、筋肉が動いて収縮するときに血液が巡るため、運動不足で筋力がないと血が巡らず血行不良の原因になります。

【4】 睡眠不足【&自律神経の乱れ】

睡眠中は傷ついた血管が修復される時間ですので、睡眠不足だと血管のダメージをリカバリーできません。また、起きている時間が長いと交感神経が優位になりっぱなしで血管が収縮し、血中に疲労物質が停滞することになります。

【5】 冷え

体が冷えていると体は血管を細くして体温を保とうとするため血流が悪化します。冷えがすすむと血流は滞りがちになりますし、卵巣機能を低下させて、次に紹介するエストロゲンの分泌量に影響してしまう恐れもあります。

【6】 女性ホルモンのエストロゲンの減少

エストロゲンには血管をしなやかに保ち、血流を促す作用があります。ただ、35歳前後を境にエストロゲンは減少しはじめ、更年期には激減。血流の悪化と動脈硬化が進むため、肌状態も悪化の一途、心血管や代謝系のトラブルや病気のリスクも増大します。


加齢による血管の老化も深刻です。


毛細血管は内側の内皮細胞と外側の壁細胞がきちんと接着していることで安定しており、そのおかげで酸素や栄養を漏れずに輸送することができます。しかし、40代を境に毛細血管の内皮細胞と壁細胞の接着力が弱まるため壁細胞が剥がれるようになります。


毛細血管の壁細胞と内皮細胞

※画像:資生堂

※ 30代と比べると50代では3割の壁細胞が剥がれ落ちてしまう。


壁細胞が剥がれてしまうと、血中の栄養分や酸素が輸送中で漏れ出てしまうようになります。必要な栄養や酸素が肌に届けられなくなることはもちろん、漏れた血液によって炎症が引き起こされてしまうので、その炎症ダメージでさらに毛細血管が消失してしまうということになってしまうんです。


慢性的に炎症が起れば細胞の機能低下の原因になりますし、メラニンが生成されるので、これもシミや肌の色素沈着の原因になってしまうのはいうまでもありません。


こうした事態にならないように、毛細血管を守るためにはTie2(タイツ―)という体内レセプターを活性化して壁細胞と内皮細胞の接着を強化する必要があります。


※ 沖縄の香辛料のヒハツやシナモン、ルイボスティーがTie2を活性化するのに効果的だといわれています。摂取頻度や量については後述します。


血行促進&血管ケアを加えて、潤白美肌を目指す!

血液の質が低下し、血管の状態が悪くなれば、各臓器の機能も低下しやすく臓器の一部である肌も本来備わるキレイになろうとする力を失います。


毛細血管は細胞に栄養と酸素を届ける生命線であり、人体の37兆個といわれる細胞は血液によって養われているわけですから、血液の質を高め、毛細血管のしなやかさを保ち、すみずみまで巡らせることが見た目年齢や肌を美しく若返らせるポイントになるということです。


血管や血液のために意識してほしいスキンケアや生活習慣は以下の通り。


こまめに体を動かす

1日30分走って、あとは座りっぱなしというよりも、こまめに体を動かして常に血流が滞らないようにすることのほうが大事です。同じ姿勢でいる時間、座っている時間を短くして、ストレッチや体操、歩いたり、走ったりと、とにかく筋肉と関節を動かし血を巡らすことが血管力の強化になります。

サラサラ&しなやか成分を積極的に摂取

血液の質を決めるのは毎日の食事です。黒酢・納豆・タマネギなどの血液サラサラ成分をはじめ青魚に含まれるオメガ3系脂肪酸、アミノ酸のアルギニンなど血管をしなやかに保つ成分を摂取しましょう。また、女性にとって血液の質を高めるための鉄分とタンパク質は欠かせません。

Tie2を活性化させて毛細血管を元気にする

ヒハツの必要摂取量は調査中ですが、シナモンは週2~3回ほど1回0.6g摂取すればOKです。(大阪大学微生物病研究所の研究)ルイボスティーは1日3杯(1杯/150ml~180ml)が目安量になります。なお、桂皮という漢方薬はシナモンと同じ働きをするのでこちらも要チェック。

炭酸スキンケアで血行を促進

マッサージをすると血行がよくなり、代謝も上がりますが、力の入れすぎは炎症の原因になるので注意が必要です。肌に負担をかけない方法としては血管を拡張して血流を促進してくれる炭酸を使ったスキンケアがおすすめです。炭酸入浴もおすすめの1つです。

微弱炎症を防ぐ肌の保護&保湿ケア

前述したように炎症はメラニンを生成させるきっかけになるばかりでなく毛細血管を消失させてしまう原因になります。炎症を引き起こす外部刺激から肌を守る保護ケアやバリア機能強化を意識した保湿ケアは肌の水分保持力を高め、透明感アップにもつながります。


「運動する」「魚を食べる」などは健康や美肌によい習慣として定番中の定番。ここに血行のことを考えると冷え対策も兼ねて「お風呂に入る」というのも重要な習慣になると思います。


スキンケアは、わざわざ炭酸コスメを準備しなくてもドラッグストアにある安い炭酸水を買ってきて、それで洗顔すればOKです。血管を刺激してから保湿+美白美容液でケアをすると、肌に明るさを加えることができます。


花王によると、究極の美肌というのは、「白さ・明るさ・透明感」の3つの要素がすべてそろった肌のことなんだそうです。そして、この3つの要素を引き出すために必要なケアというのが以下の通り。


 白さを引き出す⇒メラニン対策
 明るさを引き出す⇒血行促進&血管ケア
 透明感を引き出す⇒保湿


美白美容液でのメラニン対策に加えて、血行&血管ケアを加えたほうがよさそうなのは間違いなさそうですね。是非、潤白美白を目指すという方はこの3つを意識してスキンケアするようにしてみてください。


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ここ最近の研究により、美肌と毛細血管の関係が明らかになってきました。血行を良くすることはもちろんですが、血液の質を高め、血管の老化(動脈硬化)を防ぐことがシミを減らし、くすみを予防するためには不可欠です。毛細血管と壁細胞、Tie2(タイツー)の活性化についても詳しく。